汗かきと多汗症で共通することと言えば、大量に汗をかくことになりますが、それがどちらの症状に当たるのかについてはわからない人も多いのではないでしょうか。大量に汗をかくという点では同じなのですが、前者と後者とでは対処の方法が違ってきますので、まずはその違いについて認識するところから始めてみましょう。
汗かきは体の正常な反応
汗というのは運動や暑さによって汗腺が反応し、体の中にこもっている熱を外に逃がすために行う機能です。汗かきな人というのはその機能が一般の人に比べて活発になっているために、より多く汗をかくわけです。そのため、病気ということではなく体の正常な反応に他なりません。
具体的な対策としては汗をかかないような対策ではなく、汗をかいた後の対策を考えた方がいいです。汗をかいたらこまめに拭き取ったり、汗をかいた状態で居るのではなくすぐに着替えたり、シャワーで洗い流したり、汗のにおいのケアをするなどの対策をすればいいでしょう。
多汗症は病気である
多汗症の場合は運動や暑さは何にも関係ない状態であっても大量に汗をかいている状態のことで、交感神経が何らかの理由で活発に働きすぎていることが原因で起こっています。まずは病院に行ってどういった種類の多汗症なのかということを知ったうえで、対策を取ることをお勧めします。多汗症に関してはきちんと治療をすれば改善の見込みがありますので、あまり不安にならなくてもいいのではないでしょうか。
汗かきと多汗症の違いを十分に知っておこう
汗かきの場合は体の正常な機能が活発になりすぎて汗を大量にかく現象なのに対し、多汗症の場合は運動や暑さなど全然関係ない状態で汗を大量にかく現象です。特に後者の場合はきちんと病院に行くことをお勧めします。